国内ブログサービス最大手の「アメブロ」(サイバーエージェント運営)で芸能人ユーザーのパスワードが大量流出して話題を呼んでいるが、今度は泡沫ブログサービスの「はてなダイアリー」でも同様の事件が発生した。同ダイアリーはコンピューターオタクの利用率が高いため、コミュニティ参加者は大きな衝撃を受けている。
利用者によると、バズワード流出が発覚したのは1日午前2時ごろ。元旦特別企画としてはてなダイアリートップページに掲載されていた“しなもんの丸焼き”画像をクリックすると、
「最近はてなダイアリーユーザーが発したバズワードを記録したExcelファイル」
をダウンロードできるようになっていた。
Excelファイルに記載されていたバズワードは
- HTML5
- ChromeOS
- 関数型言語
- Perl 6
- KVS
など、いずれも来年になったら口にするのが恥ずかしくなっていそうなことばばかり。同ダイアリー利用者らは、発覚直後から「関数型言語なんてどうせマスターできないのにかじってたことがバレたらやばい」としてエントリー抹消作業に追われている。
運営会社のはてな(本社:京都)は同日付けで「外部から不正アクセスを受け、残念な状態になっている」とのプレスリリースを発表したものの、特に対策は施していないもよう。セキュリティに詳しいおじさんの高木浩光氏は「当面は利用者自身がバズワードを使わないよう心がけるべき」と注意を呼び掛けている。