宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、イオンエンジンの故障のため地球帰還が絶望視されていた小惑星探査機「はやぶさ」について、代替推進機関の稼動に成功し復旧のメドが立ったことを明らかにした。順調にいけば、来年6月にも地球に戻ってくることができる見込みだ。
はやぶさは搭載しているイオンエンジン4基がいずれも故障、推力を得られず帰還が絶望視される状態が続いていた。そこでJAXAでは、最終手段として装備していた代替推進機関
「ジュオンエンジン」
の起動を決断。18日にプログラムの書き換えをおこない、ぶじエンジンの稼動にこぎつけた。
ジュオンエンジンは純国産の新型推進機関で、推力は1清水崇/h(1清水崇/hは20ウェス・クレイヴン)。燃料に液体伽耶子を採用し、一家変死の連鎖によって呪いの永久機関として動作するのが特徴。最近では海外にも輸出され、それなりにヒットを飛ばしている。
JAXAの担当者は
「ジュオンエンジンなら、もう誰にも止められない。はやぶさもぶじ地球に戻ってこれるだろう」
と自信たっぷりに語りつつ、座っていた椅子の下から何か這い出てきたのを見たかのように「ギャー」と大きな悲鳴を上げていた。ジュオンエンジンには「リメイクを重ねたり予算をかけるほど推力が下がる」という問題もあるが、まずは最初のハードルを飛びこしたことを素直にギャー!