滋賀県彦根市のイメージタレント・ひこにゃんにそっくりの「ひこねのよいにゃんこ」が現れそれぞれ正統を主張し問題になっている件で、ついにあの大物が登場。仲裁に乗り出した。
「猫同士で争うのはよくない。真の敵は誰か、よく考えるべきだ」
とふたりを説得している
この大物とは佐賀県在住の猫又さん。
「肥前鍋島家の猫騒動」
でよく知られる霊力の高い化け猫で、藩主の息子を呪い殺したこともある和猫タレント界の有力者だ。事情通によれば猫又さんはすでに彦根市入りしてひこにゃん・よいにゃんこ両氏と会談。争いはよくない、冷静になるようにと諭したという。
さらに、猫又氏は
「おふたりは互いに“ニセモノ”呼ばわりされ、さぞおつらいだろう。私も化け猫呼ばわりされさんざん忌み嫌われた。我々がこういったイヤな思いをするのはなぜか。そもそもはぜんぶ人間のせいだ。人間がいなくなれば世の中よくなる。すべての人間を呪い殺し、われわれ猫だけの平和な世界をつくるため手をとりあってがんばろうではないか」
と力説。対人間闘争の統一戦線樹立を提案した。
関係者の話では、ひこにゃん・よいにゃんこの両氏とも猫又氏の仲裁を受け入れる姿勢を示している。また、対人間闘争の提案にも大いに乗り気で、すでに準備に入ったとか。ひこにゃんは得意の居合斬りで人の首をはねる練習に余念がないほか、よいにゃんこ氏も横浜開国博会場での生物兵器(猫アレルギー)テロの用意をしているという。なにはともあれ人気イメージタレント同士の醜い争いは収束に向かいつつあるようで、めでたしめでたしと言えそうだ。