超党派の国会議員らでつくる「バレンタインを大いに延長する会」は14日、新年号への改元に向け新法を制定する方針を決めた。本日中にも議員立法で衆議院に法案を提出。可決されれば明日から年号は
「二月十四日」
となる見込み。
同会は
「バレンタインデーが年にたった一日というのはいかにも短すぎる。内気でシャイな女の子が勇気をふりしぼってチョコをわたすには、もっと時間が必要だ」
と主張。毎日を2月14日にすることで決断を促すため、年号を変えることを提案している。施行されれば、たとえば明日は「二月十四日元年2月15日」となり、毎日がバレンタインデーになる。
現行制度での被害事例は多数報告されている。都内在住の好青年・bogusnews編集主幹さんは
「きょうの午後になっても一個もチョコが届かない。私のあまりの好青年ぶりに、“告白してもダメだろう”とふんぎりのつかない女子が多いようだ。だいじょうぶなのに…」
と、悩める乙女にエールをおくる。改元が実現すれば、こうした女性にも長く熟考する余裕が生まれる。また、毎日告白のチャンスができることで少子化対策にもなり、バレンタイングッズが毎日売れる経済効果は「およそ1兆円」(アナリスト談)とも試算される。
一部の女性からは
「実施されればホワイトデーがこなくなる。三倍返しをうたっていたからチョコに投資したのに、出資法違反だ」
と批判する声もあるが、内気な恋する乙女のためにすみやかな改元が望まれそうだ。