携帯電話事業のソフトバンクモバイル(本社:東京)は、年内に米Apple製端末「iPhone」を発売することを明らかにした。この決定が、思わぬ人に大きなショックを与えている。その人とは、ソフトバンクCMのイメージタレントとして人気の“お父さん”こと白戸カイさんだ。
発表があったきょうの夕方遅く、お父さんが自身のblogに書き込んだエントリによると、さっそくソフトバンクから「今後はコレを売っていくので」とiPhone試用機を貸与されたとのこと。しかし、触ってみたところ
「タッチパネルが難しくて、私には操作できない」
という。タップやドラッグはかろうじて可能だが、iPhone独特のフリックやピンチは「まるでできない」というのだ。
エントリでは、
「かなり努力したのだが…ウワサのiPhoneがこんなに使いづらいとは思わなかった。絶望した」
とショックの大きさを綴っている。「バンクの経営陣にバレたらタレント契約解除されちゃうかも。どうしよう」と、ふだんのCMでは見られない気弱な一面も覗かせる。
このあと、blogには読者から「くじけないでがんばって」「iPhoneなんてどうせApple信者しか使わないよ」といった応援や、「お父さんはふだんどうやってケータイを操作しているんですか」といった質問のコメントが。ちなみに、お父さんはふだんは「ポケベル打ち」でメールを書いているとのことだ。古株のケータイユーザーにはiPhoneは新しすぎた─ということだろうか。