23日夜起きた仏による空港崩落事故。一夜明けた今日もまだ救出作業は続けられているが、最終的な死者の数は6人となりそうだ。遺族・被害者のあいだからは早くも責任を問う非難の声があがっている。
事故の原因は、インドから飛来した廬舎那仏(るしゃなぶつ。身長57メートル、体重550トン)が同空港に着陸、寝釈尊のポーズで休もうとした際に足を踏み外し、空港施設の上に転倒したことによるもの。同仏は「つい疲れていてやってしまった。今では反省している」と述べているものの、クリスチャンの多いフランスでは同情の声はほとんど聞かれない。夫を失った遺族のひとり、フランソワーズ・デデュボワさんは「新婚2週目だったのに。世の中、神も仏もあったものじゃない」と悲しみを訴える。フランス航空当局によると今回の仏は同様の事故を過去2回起こしているだけに「仏の顔も三度までだ!」という世論が沸騰するのは間違いなさそうだ。
- 2004
- 05/24 00:00