北海道警は24日、電話網への不正アクセスを行った容疑で札幌市内の小学校に通う男子(9歳)を書類送検した。不正アクセス禁止法の適用対象としては最年少のケースとなる。
この男子は、学校の理科授業での糸電話実験中、隣の席の美代ちゃん(8歳)といちばん後ろの席のただしくん(9歳)が仲良く糸電話で話していることに腹を立て、紙コップをむすぶ電話線(木綿糸製)に不正アクセスを行い通話不能にした疑いがもたれている。札幌市教育委員会はこの事件について「ITの普及に伴い、ハイテク犯罪も低年齢化が著しい。今後は道徳の時間に“野麦峠”の話などをして、昭和初期の女工がいかに苦労して木綿糸を生産していたかを理解させていきたい」とコメントした。
- 2004
- 05/24 00:00