中堅消費者金融の鴻上ローン(本社:さいたま新都心)は3日、東京地裁に破産を申請した。消費者金融業者は先日、大手の武富士が事実上破綻したばかり。業界には変わらぬ逆風が続きそうだ。
鴻上ローンはオーメダルを欲しがる怪人グリードなどに武器や機材を貸し出し利子を稼ぐビジネスモデルと、街角のライドベンダーで利用できる利便性でのしあがってきたが、
「獲得したオーメダルの7割を回収する」
というグレーゾーン金利をはるかに上回る高金利が問題視されていた。
最近では取引していたグリードが相次いで過払い金利の返還を求める訴訟を起こしており、賠償支払い額のかさんだことから負債がふくらみ、事実上破綻に追い込まれることとなった。
鴻上ローンの利用者で過払い返還を求める訴訟を起こしていたグリードのアンクさんは
「不当な高利貸が駆逐されるのはよいこと。800年のあいだに人間が進化したあらわれと言える。これで私もオーズを使わず復活できる」
と評している。