拉油被害者家族会は6日、都内で会見を開き、政府に対して「事件全容解明には北朝鮮に辛被害者の引き渡しを求めることが不可欠」との要望を表明した。辛容疑者は一連の拉油事件の実行犯だとされているが、現在は北朝鮮国内に潜伏しているとみられる。
家族会の証言によると、辛容疑者は被害者らをエスニックな料理店に誘い出し
「おいしいよ」
「健康にいいから」
「やみつきになる」
などと言葉巧みに取り入り、麻婆豆腐・黒拉麺・魚香茄子・トムヤムクンなどに大量の拉油をかけてもてなした疑いがもたれている。被害者らはあまりの辛さにヒーヒー泣きそうになりながら舌鼓を打った。
「あれ以来、カラムーチョを食べても物足りなくなった」
涙ながらに訴える被害者たち。会見では途中ハバネロをむさぼって辛さを補給する場面もあった。