水産物大手マルハの子会社・北州食品(本社:東京)に在籍していた女子社員に、とっくに賞味期限の切れたマグロ女が混入していたことがわかった。これらのマグロは合コンなどで同業他社の社員などに出荷されていた。同社は自主回収をはじめているが、ほとんどはウブな童貞をつかまえて寿退社済みだと見られている。
東京本社に勤めていたA子(35)は問題のマグロのひとり。合コンで知り合って共にした一夜のことを
「適当に甘いことばで騙してホテルに連れ込んでみたら、目をつむってカラダをこわばらせたままピクリともしねえでやんの。ありゃあひどいマグロ女だったぜ。トシもけっこういってたしな」
とたばこをくゆらせながら証言するのは、自称“百人斬り”の本村高広さん(36)。本村さんほか多数への聞き込みによれば、北州食品は同様のマグロを少なくとも10体は抱えていたもよう。
こうした行き遅れマグロ女の実態が外部に漏れることを恐れた同社は、今年に入ってから特別プロジェクトチームを編成。お見合い成立件数200件を誇る総務部・田中よしえ副主任(59)を中心に
「ちょっとトシは離れてるけどいい子がいるのよ」
的な隠蔽工作が行われたという。
前出のA子にも同業中堅企業の童貞平社員・森林孝道さん(28)があてがわれ、先月はじめに入籍。森林さんは
「年の差とかマグロとか関係ないです。ぼくはA子さんをしあわせにしてやりたい。感じなくたっていいし、ふたりでゆっくりエッチのしかたをさぐりあっていきたい」
などといかにも童貞くさい正論を述べており、かなり強力なマインドコントロールを施されたと見られる。同社の隠蔽工作の悪質さがかいまみえる。
農林水産省では4日、北州食品に対し「ほかにマグロ女が残っていないか」徹底調査しつつ自主回収を進めるよう指導するとともに、
「マグロ女にやさしくすることは女性上位思想とジェンダーフリーを蔓延させかねない」
として、社内で「感じないのは女が悪い」教育を施すよう勧告を行った。