福岡県の中学校で、男子生徒が「いじめを受けていた」との遺書を遺して自殺していたことが18日までにわかった。男子生徒の自宅には「学力低下」「人間力不足」などと落書きされた本が見つかっており、陰湿で組織的ないじめがあったのではないかと見られている。
自殺したのは同県筑前町の町立三輪中学校の二年生(13)。17日未明、自宅近くで首を吊って死んでいるのを家族が発見した。制服姿でポケットの中に遺書があり、
「ぼくなんていきていく価値がない。
いじめが原因です。
さようなら」
と書かれていた。
また、自宅からは
- マナーがなってない
- 学力・モラルが低い
- 人間力が足りない
- 少年法に守られた凶悪犯罪者予備軍
- 床の間がない
- エリートは一万人いればじゅうぶん
- 国家の品格
などと少年を執拗に貶めるような落書きだらけの新書が何冊も見つかった。生徒の家族は、
「保守系知識人が率先していじめていた証拠。息子はこのせいで自虐的な思いこみに取り憑かれ、死んでしまった」
と涙ながらに糾弾する。
伊吹文明文部科学大臣によると、文科省では「保守系知識人によるいじめがあったという事実は把握していない」という。新潮社や文藝春秋も気づかなかったという。いっぽうで福岡県警は、同様の俗流若者批判を5千年前の古代エジプト壁画からも発見しており、
「時空を超えた巨大な組織による壮大ないじめがあったのではないか」
と見て実態解明を急いでいる。