石原都知事は22日、都庁で緊急記者会見を開催。席上、
「国旗からは人間力イオンが発散されており、浴びた者の人間力を向上させる効果がある」
との事実を初めて明らかにした。会見は、前日に東京地裁で出た「国旗・国歌強制は違憲」との判決を受けたもの。
人間力イオンは、日章旗に染み付いた戦争犠牲者や旧植民地強制労働人夫の血がプラズマ変異を起こすことで発生する。ヒトが吸入するとすぐれた人間力が沸き起こり、雅子妃を石女呼ばわりしたり、匿名掲示板に中韓を差別する書き込みをしたくなるパワーが生まれるという。知事が首都大学東京の特別チームに秘密裏に研究させた結果あきらかになった。
石原氏は、
「これまでは科学的検証が不完全だったため、都内公立校には
“とにかく掲揚を”
との指示しか出せなかった。申し訳ない」
と陳謝。
「この人間力イオンを活用すれば、まともに授業を聞いていない教室の3列目以降の子どもも、国会で居眠りしている議員も、差別発言ばかりの知事も、みんな人間力が身につき素行が改まる。控訴審ではこの科学的事実を踏まえ、寛大な判決をお願いしたい」
と語った。
司法関係者からはすでに「人間力イオンが出るんじゃしかたがないな」との声が出始めているという。
なお、首都大学東京では今回の研究結果を活用すべく松下電器とジョイントベンチャーを結成。家庭用「人間力イオン発生機能つき国旗」の製品化を目指す。原材料の血は、松下プラズマテレビ工場の下請け勤務で過労死した若者の死体から採取する。