あの疑惑はやっぱり本当だった…。「名前だけで本当は手を洗ったりしない」とされてきた北米出身タレントのアライグマ氏が、本当に洗っていたことが京都大学の研究でわかった。この報告を受け、警視庁も
「かなり後ろめたい過去があるに違いない」
と見て、どんな犯罪で手を汚してきたのか調べる捜査に乗り出した。
アライグマ氏は北米出身だが数十年前のテレビ出演をきっかけに来日。以来、なぜか母国に帰らず日本にしつこくとどまっていたこともあり
「過去の犯罪から足を洗うため日本に潜伏しているのではないか」
「うつろな目でブツブツつぶやきながら手を洗うのを見た」
などと噂が広がっては、本人が「私の手は汚れていない」と否定してきた。
疑惑に興味をもった京都大の持田浩治研究員(動物行動学)が、氏の自宅に監視カメラを設置して観察したところ、アライグマ氏が夜中にうなされては突然起き出し
「血が、血が落ちねえんだよぉ…」
と執拗に手を洗うようすが複数回目撃されたという。これにより「アライグマ氏手洗い疑惑」が真実であることが、ようやく学術的に証明された。
持田研究員は「過去に殺人など重大な犯罪に手を染めた罪の意識からくる強迫性障害の症状だろう。適切な服薬やカウンセリングによる治療を受けることがのぞましい」と見る。いっぽう、警視庁では
「殺人か、マネーロンダリングか…いずれにせよアメリカでよほどの罪を重ねてきたのだろう」
と捜査に着手。慎重に立件に結び付けたい考えだ。アライグマ氏が罪を償い、本当の意味で足を洗うことができる日の来ることが待ち望まれる。