東京都調布市で発見された不発弾の処理作業が18日早朝からおこなわれた。警戒区域内の約1万6千人が避難する中、作業は昼ごろにぶじ終了。住民らは安堵のため息をつきつつも、
「もう二度とこんな迷惑な不発弾騒ぎは起こしてほしくない。中高年男性は自重してほしい…」
と怒りをあらわにしていた。
この不発弾は、調布市仙川に住む会社員・田中公一郎容疑者(52)が17日夜に投下したもの。調べによると田中容疑者はこの夜、仙川駅近くのキャバクラでボトルを何本も空けながら
「知ってるー? 源頼朝ってキャバクラが大好きだったんだよー。
キ ャ バ ク ラ 幕府、なんつって。げしし…」
と、強力な不発弾(推定20トン級)を投下。一帯に冷たい空気をもたらしたという。
田中容疑者は迷惑防止条例違反でその場で逮捕されたものの、もたらされた冷たい空気はどうしようもなく、専門家を呼んで今回の作業がおこなわれることとなった。今朝は朝9時から小島よしおら氏やダンディ坂野氏らが現場で作業に入り、
「オーシャン、パシフィック、ピース!」
「ゲッツ! アンド ターン!」
と、みごとな一発ギャグを繰り返すことで場を沸かせ、ようやく処理に成功。昼過ぎには安全宣言が出された。
対応にあたっていた調布署の担当者は、
「今回の不発弾は大物で、たいへんだった。こんな大きな騒ぎになったのは、
ふ ぅ 、は つ だ ん なぁ……」
と語っていた。安全宣言を出すには気が早かったようだ。