東京都の猪瀬直樹知事は、訪問中の米ニューヨーク市で「イスラム教国は争いばかり。トルコはオリンピックにふさわしくない」と発言し物議を醸している問題で、29日、記者団を前に会見を開き正式に謝罪した。国際オリンピック委員会では候補にあがった他都市へのネガティブキャンペーンを禁じており、問題を放置すれば東京での五輪開催が危ぶまれかねない状態だった。
会見で、猪瀬知事はトルコを蔑視するかのような発言のあったことをあらためて認めつつ、「トルコと言えば、トルコ風呂を生んだ偉大な国。トルコ風呂は日本人にも親しまれていた時期があり、かつては私もお世話になった」と謝罪した。さらに「一糸まとわぬ姿で男女が組み合い、技を見せ合うトルコ風呂は、まさにオリンピック精神にのっとったものだと思う」と敵に塩を送るかのようなアピールも。
知事自身のトルコに対する思いについては、「トルコを我が国では漢字の“土”で表す習慣がある。これは土人の土から来ているもので、トルコが土人の国だという意味。もしオリンピック開催地がトルコに決まったら、私自身も訪れて土人がどれだけ文明開化しているかをこの目で確かめたい」と語っていた。
トルコ風呂に詳しい人生指南専門家・北方謙三氏のコメント:
小僧! トルコに行け!