すでにメイク済の剛力彩芽さんホラー・SFファンから絶大な支持を受け息の長い人気を誇るクトゥルー神話作品が、日本で一大予算をかけ有名俳優を起用した大作として実写映画化されることが決まった。主演はなんと人気女優の剛力彩芽さん。映画は東映系列で早ければ今年5月にもクランクイン、年末映画として公開される見通し。
映画化されるのはクトゥルー神話作品の中でも知名度が高く、国内でもテレビドラマ化されたことがある「インスマウスの影」。ひなびた港町を訪れた主人公が、町に潜む怪異・深きものどもと遭遇し次第に正気を失っていくというコズミックホラーだ。東映ではアニメなどでクトゥルー神話人気が拡大しつつある現状を好機と見て、監督にはJホラーの旗手・清水崇氏を起用。およそ100億円の予算をつぎ込み本格SFXも投入、過去の映像化作品を超えた大作づくりをめざす。
主演の剛力彩芽さんは、さまざまな作品の主役をもぎとってくる剛力で知られているが、今回は「主人公がだんだんと眷属へと変貌していくようすを描くにはぴったりの逸材」と清水監督が指名。剛力さんも「海の神さまと触れ合うエコでスピリチュアルな脚本に惹かれた」と意気投合しているという。
今回の映画化について、ミスカトニック大学客員講師を務める佐野史郎さんは「うー!にゃー!」と歓迎するコメントを発表している。東映では興行収入しだいではクトゥルー神話映画を剛力彩芽さん主演でシリーズ化する方針で、次回作には剛力さんがショゴス役で全編南極ロケによる「狂気の山脈から」が候補となっている。