「大創業祭」「端末持ち帰りゼロ円」などさまざまな奇策で携帯電話業界に衝撃を与え続けてきたソフトバンクモバイル。「業界の活性化には確かに一役買っている」と評価する向きもある。しかし、先ごろ同社が発表した新たな割引プランについては、一部のユーザーから疑問や非難の声が大量に寄せられ始めている…。
問題になっているのは、先週発表された割引プランの
「ホワイト穴兄弟」
だ。6月から開始するこのプランを契約すると、同じ女性と関係をもったことのある穴兄弟間の通話が24時間無料となる。同社がすでに提供している「ホワイトプラン」の穴兄弟版と言える。
しかしここにきて、ネットコミュニティなどを中心に「はたして実効性のある割引と言えるのか」という批判が急速に強まっている。とりわけ疑問として挙げられるのが、
「そもそも穴兄弟同士が仲良く無料通話をしたがることなどめったにない。話題先行でメディア露出をねらっただけの猫だまし戦術ではないか」
というもの。また「ソフトバンクの男性ユーザーは童貞率が高い。穴兄弟など夢のまた夢だ」と怒る声も、ヘビーユーザーを中心に増えつつある。
ソフトバンクモバイル広報側は、
「ホワイト穴兄弟は、多様化するユーザーニーズに応えようという施策のひとつにすぎない。適用対象とならない顧客の要望については、今後も真摯に対応していきたい」
と説明している。同社には今後、童貞救済策を真剣に検討することが期待されそうだ。