世界に大きな衝撃を与えた米銃乱射事件から3日…。まだ衝撃の記憶がさめやらぬなか、あの連射男が自分を模したキャラクターの主演するゲームを制作していたことが20日までにわかった。ゲーム中では、なんの脈絡もなく半裸になるなど男の異常性を示唆する描写が多々あるという。
このゲームが見つかったのは、東京・秋葉原の中古ショップ。事件の捜査員が見つけ、一本300円で購入した。南の島を舞台にした横スクロールアクションで、連射男がヒーローとなるまでのストーリーが描かれている。捜査関係者は、
「男が満たされない自尊心を妄想の世界で発散しようと制作したもの」
とみる。ゲーム中での男は石オノを振り回すなど凶暴な攻撃性をあらわにしており、なおかつ原始人のような毛皮をまとった半裸。まさにハレンチというほかない。また、難易度が無謀なほど高く設置されており「明らかにクソゲー」との声もある。
ゲームと人間の異常心理に詳しい専門家の毛利公信さんは、
「16連射などという技におぼれ、道を踏み誤った男の末路。ゲームは連射ではなく命中率」
と厳しく断罪する。いっぽうセガ信者からは「ゲームの内容が“ワンダーボーイ”そっくり」との指摘があり、捜査本部では著作権侵害での立件も視野に捜査を進めている。