ネットベンチャーのはてな(本社:京都)が今月にオープンしたばかりの“小中学生専用”SNS「はてなランド」を、わずか一週間でサービス停止、15日に終了のおしらせを発表したことが話題となっている。背景に何があったのか、はてなをはじめネットのコアユーザーのあいだでさまざまな憶測が飛び交っているが、弊紙の取材で閉鎖の理由は
「参加していた子ども同士が大きく二派に分かれて抗争を繰り広げたため」
炎上が拡大する前に運営側判断でサービス停止を決めたことがわかった。
「はてなランド」は招待制かつ小中学生限定をうたい、子ども専用というユニークな視点でサービスをはじめたSNS。1日のサービスイン以来、順調に参加者を増やしコミュニティも活発な活動を繰り広げていた。しかし、その中のひとつ
「小中学生なら童貞だよねコミュ」
で、ある日炎上が発生。「今どき小学生でも童貞はねーだろ」と主張する一派と、「リア充は市ね」と主張する一派が激しい衝突を繰り広げ、システムに障害を及ぼすほどの書き込み合戦となった。
しかも、さらに運営側が「童貞でも童貞じゃなくても本人が幸せならそれでいいんじゃないかな」と諭そうとしたため、「知ったような口をきくんじゃねーよ!」と火に油を注ぎ、ついにサービス停止に追い込まれる事態となったのが真相だという。
はてなの関係者は
「童貞だの童貞じゃないだのは、おとな向け“はてな”では議論のタネになっても子どものあいだでは興味をもたれないだろう─とたかをくくっていたのが仇になった。もうコミュニティ系のサービスには手を出さない」
と、今後はFXの自動売買スクリプトを運用するだけで部屋に閉じこもって過ごす“ニート企業”を目指す方針だと話している。