ファミリーレストラン大手のガスト(すかいらーくグループ)は27日、Web 2.0に対応したメニューを新たに追加することを発表した。マッシュアップで「おなかいっぱいになりたい」というロングテール市場を囲い込み、CGMによる口コミ効果をねらう。
新たに導入されるのは、
「マッシュポテト増量サービス」
メニュー。来店者が
「マッシュアップ!」
と叫ぶと、店員が駆け寄り、通常20gの付け合わせマッシュポテトを500gに大幅増量してくれる。料金は無料。安価でおなかいっぱいになれるため、限りなくホームレスに近いロングテールのしっぽの先まで新規顧客を開拓できる。
新規ビジネスのプロデュースには、2.0の専門家で現在浪人中の小川浩氏が携わった。同氏は、深夜のガストでドリンクバーだけで何時間も「はてなへの復讐戦略」を練っているとき、今回のビジネスプランを思いついたという。
新規メニューに合わせてガストでは、店内の「プラスe端末」を
「YouTube人気動画“ながら視”端末」
に切り替え、食事しながら著作権侵害を楽しめるようにする。もちろん、YouTubeに許可は取っておらず、Web 2.0に必須の
すかいらーく社長の横川竟氏は、弊紙の取材に答えて
「“マッシュアップなど幻想”
という人もいるが、我々は人件費と食材コスト圧縮で現実のものにした。マッシュポテトを飽きるほど食べて欲しい」
と自信を見せつけていた。