警視庁は10日、都内の公衆トイレでビデオによる盗撮をおこなった疑いで、住所不定・自称映像業従事の映画泥棒容疑者を都迷惑防止条例違反で逮捕した。同容疑者は
「盗撮などしていない。これは頭だ」
などと意味不明の言い訳を繰り返し、犯行を否定しているという。
調べによると映画泥棒容疑者は10日昼ごろ、東京・有楽町マリオンの映画館トイレ内に巨大なカメラをもってひそんでいるところを従業員に発見され、取り押さえられた。この従業員は、
「大きなカメラを首の上に据え、怪しげなパントマイムをしながら個室のまわりをうろついていた。盗撮目的なのは間違いない」
と発見時のようすを語っているという。
かけつけた警官に現行犯逮捕された映画泥棒容疑者は、取調べに対し
「他人の排泄を撮影するような下賤な趣味なもちあわせていない。そもそもこれはカメラではなく頭だ」
などと意味不明の主張を繰り返すばかり。まったく反省するようすを見せていないという。
同容疑者については「子どもとアニメ映画を見に行ったらとつぜん現れて怖がらせた。子どものトラウマになった」などの苦情も寄せられており、警視庁はロリコンや脅迫の疑いもあるとみてさらに余罪を追及している。