東京地検特捜部は14日、有名商社勤務の男性会社員を性事資金規制法違反容疑で逮捕。同時に自宅など関係各所への強制立入捜査に踏み切った。別れと出会いの季節、そしてジューンブライドを目前にしたこの性局での逮捕は、警察による性事への介入ととられる可能性もあり、各方面にさまざまな波紋を広げそうだ。
逮捕されたのは都内在住の会社員・西園寺京介容疑者(28)。調べによると、同容疑者は13日から14日にかけて、
「バレンタインデーのお返しだよ」
と称し、複数の女子にホワイトデー献金を贈った疑い。性事資金規制法では、年収500万以上・十人並み以上のルックスのイケメンが複数人物にホワイトデー献金を贈ることは
「女子の独占につながる」
として禁止されている。
取り調べに対し、西園寺容疑者は
「わたしは年収こそ1000万円あるが、そんなにたいしたルックスではないので法の規制対象外。性事については入れるのも出すのも堂々とするのがわたしのポリシー。やましいことはなにもない。6月のジューンブライドを前にした逮捕は、わたしの女子ゲット・結婚を妨害しようとする明らかな国策捜査だ」
と容疑を否認しており、まったく反省の色を見せていないという。
地検の動きに詳しい評論家のbogusnews編集主幹は
「年収の高さをかさにきて女子の独占をねらった、明らかに性事資金規制法の理念に反する行為だ。いったい女子をゲットしたあと、あんなことやそんなこと、どんなことをしようとしていたのか、西園寺氏は説明責任を果たすべきだ」
と厳しく批判している。