8日はじまった北京オリンピックで、今回から取り入れられた
新種目「戦争」
の初試合がおこなわれ、ロシアとグルジアの代表選手らが熱い戦いを繰り広げた。戦争がオリンピックの採用種目となるのは古代ギリシア以来はじめての試み。
この日、南オセチア競技場ではじまった試合では、まずグルジア側がロシアの戦闘機を撃ち落とし2ポイントリードしたかに見えた。しかし、これはロシア側の巧妙な戦略で、グルジアは相手に宣戦布告の理由を与えてしまい大幅なビハインドを喫した。試合は延長戦にもつれこみ現在も続いているが、どうやらグルジアの惜敗に終わりそうだ。
今回の戦争のメダルのゆくえについて、下馬評では最強技「核兵器」や「デマ」を完璧に使いこなすアメリカの“金”は間違いないと見られ、腹黒紳士のイギリスが戦わずして“銀”を取るのでは…との予測が一般的だ。反面、競技の待ち時間にパスタをゆでるなどマナーのなっていないイタリアは棄権の可能性すらあるとの指摘も。
とはいえ気になるのは、やはり日本がこの競技でどこまで善戦するか。今大会では戦争の技のひとつ「クラスター爆弾」が禁止となるルール変更があり、核兵器も生物兵器も不得手な日本選手団にはかなり不利となっている。ただ、日本には御家芸の「歴史修正主義」技がある。たとえ無冠に終わっても
「日本の惨敗はなかった」
「実は金だった」
と凱旋してくれることが期待できそうだ。
オリンピックと戦争に詳しいクーベルタン男爵のコメント:
死ね、おまえらみんな死ね