新聞コラムで「死神」と書き立てられ激怒した鳩山邦夫法務大臣が、実は人気コミック「BLEACH」のコスプレを準備中であることが、29日までにわかった。専門店でコスチュームを買い求めていたほか、永田町の議員会館裏で衣装合わせをしているところなどが目撃されたことで判明したもの。今夏のコミケは法相にとってとりわけ暑い日々となりそうだ。
今月中旬、東京・中野の某コスプレ専門店でSPと連れ立ってグッズを買い漁る鳩山法相を見かけたとの証言が、匿名希望の一般人から複数件寄せられている。報告によれば、法相は「Yes! プリキュア5 GoGo」のキュアアクアスーツに惹かれつつも、最終的にはオーダーメイドらしき死覇装と斬魄刀「斬月」を引き取っていったとのこと。鼻をふくらませ、いくぶん満足そうな表情だったという。
議員会館での目撃談は先週末のこと。夜7時すぎ、たまたま近所を通りかかったサラリーマンが敷地内から
「卍解!」
「天鎖斬月!」
などと聞こえるのをいぶかしんで中を覗き込んだところ、黒崎一護になりきった法相がいたという。現場にはカメラマンや縫製スタッフのほか、ルキアのかっこうをした兄・由紀夫氏の姿もあったもよう。「明らかに夏コミに向けた準備、といった風体でしたね。アレは」と、サラリーマン氏は語る。
これらが事実だとすれば、記録的な数の死刑執行命令を出した法相が「死神」というごくあたりまえの指摘をされただけで、なぜあそこまでブチ切れたのかも納得がゆく。ベテランのコスプレイヤーにとって、自分が準備している「死神」というネタを先に発表されてしまうことほど自尊心を損ねることはないからだ。鳩山氏はコスプレにかなり造詣が深いのだろうか。弊紙が鳩山邦夫事務所に問い合わせてみたところ、
「プライベートなことなので明確な返答はできないが、本人はふだんから
“友人の友人がコスプレイヤーなんです”
と語っている」
とのことだった。